技術・ソリューション Technology/Solutions
ZEB
ZEBとは
ZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）とは、年間の一次エネルギー消費量が正味（ネット）でゼロ又は概ねゼロとなる建築物。
※一次エネルギーとは、化石燃料や原子力燃料、水力、大陽光など自然から待られるエネルギーのことです。
※エネルギーを変換、加工して得られる借気、灯油、都市ガス等は、水エネルギーです。
なぜ、今ZEB？
2014年に閣議決定された「エネルギー基本計画」での政策目標
2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でネット・ゼロ・エネルギー・ビル（ZEB）を実現することを目指す
この目標を達成するために、ZEBという高度な省エネルギー性能を有する建築物の普及が求められているのです。
今後の建築は、新築、改修等を問わず、建築主はじめ設計・施工に関わる全ての建築関係者にとって、一次エネルギーの削減が建築時の基本条件として位置付けられたわけです。
どうやればZEB建物に？
＊上の3つのほか、延床面積10,000m以上の一部の用途の建物に限り、削減率30,40%以上で「ZEB Qrienled」」というランクもあります。
一般的な省エネ設備だけでも ZEB Readyなら可能です
ZEBの構成
要素技術例
高断熱外皮
空調機器を高効率で稼働させるには、外皮部分の高断熱化が大前提になります。BPI値0.7～0.8程度がZEB 化の目安です。
高断熱サッシ＋ Low -E複層ガラス
外装面からの熱の出入は、開口面が7割を占めると言われています。街脂複合サッシと大きな複層ガラス面は、採光性を高めて照明負荷を減らすだけでなく、温度変化の少ない快適な室内環境を提供します。
高効率空調機＋全熱交換器
中規模建物の場合、ビルマルチ型のヒートポンプ式空調機が最も効率的かつコストパフォーマンスの高い方式です。
さらに全熱交換機を設置すれば、外気の空調機器負荷を大きく削減することが可能です。
LED照明＋制御装置
オールLED は、今や照明計画の基本。
各種のセンサーや制御システムで、照度や点灯時間をきめ細かく調節すれば、エネルギーの大幅な削減が可能です。
太陽光発電装置
太陽光やバイオマスなど自然還元型のエネルギーは半永久熱源。創エネルギー装置は ZEBのランクアップに欠かせません。災害時の一時的な電源供給にも威力を発揮します。
大日本土木株式会社は、ZEB実証事業執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブより「ZEBプランナー」の認定を受けています。
ZEBプランナー：
2EB実証事業の趣旨ならびに、「ZEBロードマップ」の意義に基づき、「ZEB設計ガイドライン」や自社が有する「ZEBや省エネ建薬物を設計するための技術や設計知見」を活用して一般に向けて広く
ZEB美現に向けた相談窓口を有し、業務支援（建築設計、設備設計、設計施工、省エネ設計、コンサルティング等）を行い、その活動を公表する法人のことです。