A DAY AT SITE現場での一日
土木部 施工管理担当 南スーダン共和国/ジュバ市水供給改善計画 作業所所属
私の業務内容
高品質かつ安全なものづくりを実現するための施工管理を担当しています。
具体的には、安全に工事を進めるための作業手順の確認、仮設計画(足場支保工等)の作成といった安全管理、コンクリートの強度や作業性、打設前の鉄筋の配列や本数、太さなどを確認する品質管理、工事全体にかかる日数や工種ごとの作業順序を計画実施する工程管理などです。
どれも欠かすことのできない業務であり、現地や第三国のエンジニアとスタッフとの綿密なコミュニケーションが求められます。様々な国籍の人々が現場に従事していますが、良いものを造り上げるという一つの目標を共有し、日々の作業に取り組んでいます。

仕事でのやりがい
当社の海外事業はODA(政府開発援助)関係の仕事が多く、上下水道、橋梁、道路、空港といった人々の生活に直結する社会基盤の整備に携わっています。
施工中に現地の方々から感謝の意を伝えられることも多く、異なる環境で仕事をする原動力となっています。また日本国内での工事と比べ、確かな技術力を持った職人や専門業者が存在しないことも珍しくなく、施工方法から使用材料等の細部まで検討し、試行錯誤を重ねながら工事を進めていかなければなりません。
失敗を恐れず、常に挑戦することができる環境に身を置ける点が海外現場の魅力です。

今後の目標
土木は経験工学と言われるほど、現場での経験が重要視されます。入社5年目になりますが、いくら知識を持っていたとしても、実地での経験こそが大切であると実感しています。
今後も百戦錬磨の先輩方の経験・知識を学び、様々な工種の工事に携わっていきたいです。
また異なる国々の人々と仕事をするため、英語だけでなく現地の言語を習得してコミュニケーションを取ることで、より一層の信頼関係構築に努めます。

海外での 休日の過ごし方
休日は買い物や外食をしたり、観光地を訪れてリフレッシュしています。
赴任している国ならではの雄大な自然を肌で感じることや、伝統文化を体験することは赴任中の醍醐味です。
また「食」に興味があるので、現地ならではの料理やお酒も大きな楽しみの一つです。今まで挑戦した料理で一番衝撃的だったものは、ブータン王国で食した唐辛子をチーズで煮て食べるエマダチという料理です。

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01
6:00 am
起床、宿舎にて朝食
食事は専属のコックさんが、朝・昼・晩の三食を作ってくれます。 -
02
7:00 am
朝礼、ラジオ体操
工事関係者全員で行います。動きはバラバラですが、みんなまじめに取り組んでいます。 -
03
7:30 am
現場巡回
作業が順調に進んでいるか、現場の危険な箇所、不安全行動をしていないかを確認します。 -
04
10:00 am
図面作成
現場を進めるために必要な図面や検査の書類を作成します。 -
05
12:00 pm
宿舎にて昼食
食堂や現場の休憩所でコックさんお手製の弁当を食べます。 -
06
1:00 pm
打ち合わせ、明日の作業の確認
現地人・第三国人含めエンジニア全員が参加し、共通言語である英語が飛び交います。 -
07
1:30 pm
立会、品質管理試験など
構造物の鉄筋、コンクリートの出来高確認やコンクリートの品質試験などを行っています。 -
08
3:00 pm
書類作成
工事の各段階で行われる各種検査に必要な書類を作成します。 -
09
6:00 pm
宿舎にて夕食
日本とは衣食住全てが異なる環境ですが、てんぷらやソバといった日本食も食べることができます。